「長期インターンって本当に就活に使えるの?」
「長期インターン先の選び方が分からない…」
「就活への使い方を知りたい!」
就活の時期が近づき、「長期インターン」という単語を聞く機会が増えたのではないでしょうか。
先輩から「長期インターンは就活に使える!」と言われた方もいると思います。
しかし、長期インターンを実際にやったことがなく本当に使えるかイメージが湧かない就活生は多くいます。
そこで、今回は就活で活用することに特化した長期インターンの経験やインターン先の見分け方について解説していきます。
▼この記事を読んでほしい学生
就活を成功させたい学生
長期インターンに興味がある学生
長期インターンを就活に活かしたい学生
ガクチカを作りた学生
1.抑えておくべき長期インターンの基本情報
長期インターンと聞くと、「仕事をするイメージがある」や「アルバイトとは少し違いそう」といったなんとなくのイメージから「難しそう」や「挑戦しづらい」といった悩みを持つ方が多くいます。
ここで実際に長期インターンとはどういうものなのか基本的な情報を抑えていきましょう!
1-1.長期インターンとは
長期インターンとは、通常三カ月以上続く就業プログラムであり、企業内で社員と協力して業務に取り組んでいきます。
業務内容は、営業、事務、プログラミングなど社員と同様の業務を実際に体験することが可能であり、社会人として求められるスキルが学生時代に身につくことが特徴です。
主に大学生が参加をする活動であり、アルバイト同様に給与が発生していきます。
1-2.最強なガクチカが作れる場
長期インターンは、就活で有利になる経験ができることで有名です。
まず就活では、他の学生との差別化が重要になってきます。
就活生がよく使いがちなエピソードは、サークルやアルバイトの経験です。これらの経験は、学生同士で差がつきにくく、評価されにくい経験になってしまいます。
一方で、長期インターンに参加をしている学生は三割※1と言われており、この経験をガクチカに利用したら、学生との差別化を図ることが可能です。※1就活白書2023
また、長期インターンは社会人同様の業務をこなしていくため、他の活動に比べ選考官に刺さりやすくなる傾向があります。
実際の業務の経験から、自社に入ったらどのように仕事をこなしてくれるのかイメージしやすいからです。
2.就活に使うための長期インターンの見分け方
いざ長期インターン先を探そうと思っても、求人が多すぎてどこがいいか分からないと悩んではいないでしょうか。
今回は、就活で利用したい学生に特化して、就活で有利になる経験ができるインターン先の見分け方について解説していきます。
2-1.学生に裁量を持たせてくれるかどうか
企業によって学生に任せる仕事量や範囲は大きく変わってきます。
就活の面接官は、学生の主体性や自発的行動力などを判断しています。
そのため、就活で有利になるためには、主体的に考えたり行動できる環境が重要です。
したがって、インターン先を選ぶ上で裁量を学生に持たせてくれる企業かどうかが一つの判断軸になってきます。
ここでの裁量とは自分で考え実行する機会が多いかどうかです。
例えば、フォーマット通りの仕事をしなければいけなかったり、与えられた仕事を淡々とこなすことが求められる企業では、主体性を発揮することは難しくなってきます。
一方で、学生が提案できる環境があったり、改善をさせてくれる環境下であれば主体性を磨くことは可能です。
ベンチャー企業やスタートアップ企業などの方が、仕事量や裁量度も増えやすいため、主体性ある環境が多い傾向があります。
インターン先の学生に対してのアプローチはしっかり確認していきましょう。
2-2.就活に使える成長ができるかどうか
面接では、ガクチカ等で学生の失敗の乗り越え方などから学生の成長のポテンシャルを図っていきます。
特に、成長最中の企業やベンチャー企業などでは、学生の成長過程は大きく見られていきます。
したがって、成長企業を志望したい学生は成長の経験をアピールできるエピソードが必要です。
例えば、失敗と改善を繰り返し行い、結果的に成果を出した経験は成長をアピールできます。
実際に、営業長期インターンに参加をした学生で、毎回の営業における反省と改善を何度も行い成果を出したガクチカで、有名なメガベンチャー企業に何社も内定を頂いている方もいました。
営業職は、何度も商談を行うため改善を複数回経験しやすく、成長過程を話しやすいエピソードをいくつも作成することが可能になるのです。
このように、成果を出すまでの過程での考え方や行動をしっかり伝えていけるような経験ができるインターン先を選択していきましょう。
2-3.就活に使いやすい成果が出るかどうか
学生時代に頑張ったエピソードがあったとしても、それが就活で通過しやすいエピソードであるかは別の問題です。
例えば、「インターン先でエクセルの表整理をして社内の人が使いやすいようにしました」と伝えても、企業先がクラウドで管理をしていたり、就職職種が営業でコミュニケーション力を求められているのであれば、その強みを活用することは難しいです。
また、マーケティング職や企画職のように成果が出るまでに数カ月から数年かかる仕事の場合は、就活までに間に合わない場合もあります。
では、就活で使いやすい経験とは一体なんでしょうか。それは数字の成果を出すことです。
例えば、「売上を〇〇百万円上げました」といった定量的なエピソードであれば、自社に売上を貢献してくれるポテンシャルがあるかもしれないと高評価されやすくなります。
特に営業職などであれば短期間で、売上や利益率、受注率といった選考官に刺さりやすい定量的な成果を出すことが可能です。
この「数字」を取り入れることは、どの業界においても必須であり汎用性の高いエピソードになります。
就活までに定量的な成果が出る仕事であるかどうかを比較していきましょう。
2-4.コミュニケーション力を図れるかどうか
企業が面接で学生を見ている大きな一つの判断軸がコミュニケーション力です。
社会人になると、社内外問わず人と関わることで仕事は進んでいきます。そのため、聞く力や話す力などコミュニケーションスキルが必須になってくるのです。
最近では、エンジニアにもコミュニケーション力を求める企業が増えているほど重要視されているのです。
そのため、学生が自社に入社した際に、どのようにコミュニケーションを取るのか、分かりやすく伝える力があるのかを判断していきます。
したがって、自身のコミュニケーション力で成果を出したり、課題解決をした経験をおすすめします。
例えば、成果が出ない際、自発的に上司に聞きに行き改善した経験や、営業やコンサルティングにおけるクライアントとの対話で成果を出した経験などです。
以上から、インターン先を探す際は、人と関わる業務か、上司と気軽に話すことができる風通しの良さがあるか、などで探していきましょう。
2-5.他の学生とは差別化した経験ができるかどうか
就活は、採用する学生が自分でなければならない理由を伝え、自分自身を売り込んでいくことが重要になってきます。
そのため、他の学生と差をつけることが必要になってくるのです。
したがって、まず長期インターンに挑戦することは必須になってきます。長期インターンに参加をしている学生は3割しかいないからです。
しかし、長期インターンに参加をしても差別化が図れない場合があります。
例えば、事務的作業を学生に求める企業や、インターンという体でアルバイトのような接客業を求める企業に入社してしまうことです。
これでは、単なるアルバイトと同じ評価をされる可能性があります。
一方、他の学生と差をつけられるインターン先として、学生に裁量を持たせてくれる企業や社員同様の成果を出すことができる企業も多くあります。
インターン先を選ぶ際は、学生にどのような仕事を任せていて、インターン生がどのような成果を出しているのか明確にしておきましょう。
3.長期インターンのガクチカ例
では、実際に長期インターンに参加をするとどのようなガクチカを作ることができるのでしょうか。
ここでは、長期インターン経験の就活への活かし方をご紹介します。
3-1.貪欲さをアピールする場合
企業は上記のエピソードのような忍耐強い学生を高く評価します。
なぜなら、新卒採用において1人当たり平均約100万円かけるため、すぐ退職されてしまったり、成果が出ないのは費用対効果が悪いからです。
そのため、インターン先で磨いた貪欲さや忍耐強さはアピールポイントの一つになります。
3-2.課題解決力の高さをアピールする場合
企業は自発的に自身の課題を発見、改善をする力ある学生を求めています。
仕事は常に課題が付きまといます。そのため、その課題との向き合い方や突破の仕方が重要になってくるからです。
自分自身が課題に当たった際、どういった思考や行動で解決していくのかを伝えていきましょう。
3-3.主体性をアピールする場合
企業は学生に主体性を求めています。
指示されるのを待っていたり、分からないことをそのままにしている状態の人は会社に利益をもたらす可能性が低いからです。
そのため、自ら主体的に考え動き、成果をどんどん出してくれる人を求めるのです。
しかし、企業や職種によっては、主体性がありすぎてしまうと扱いづらい学生だと感じ取られてしまう場合もあります。
伝え方のバランスには気を付けていきましょう。
4.長期インターンを就活に使う際の注意点
ここまでは、長期インターンの利点について解説してきました。
しかし、長期インターンを就活で利用する際に気を付けなければいけないこともあります。
単純に、「長期インターンに参加をしたからいいや」とは思わず、注意点も把握していきましょう。
4-1.社内独自の用語に気をつける!
社内独自の用語には気を付けていきましょう。
企業には各々のカルチャーや社風があるため、その影響から社内特有の言葉がある場合も多いです。
例えば、上下関係をなくすために役職名を特有の言い方で呼んだり、ビジネス用語を特有の省略名称で使っていたりなどです。
もし仮に、この用語を面接で使ってしまうと、単に通じないだけではなく相手の立場を想像できない学生と評価されてしまう可能性もあります。
初めて長期インターンに挑戦する方やビジネス用語に接する方は、それが特有の言葉であると知らない場合が多くあります。
4-2.視野を狭めすぎない!
長期インターンをする際は、視野を狭めすぎないことに注意をしましょう。
前提として、インターン先の社風やカルチャーへの共感は大切です。
しかし、もし仮に就活で自分の行きたい企業があっても、インターン先の社風が色濃く残っていると、社風に一致しないと判断されたり、「長期インターン先で就職する方がいいんじゃない?」と思われてしまう可能性が高くなってしまいます。
したがって、インターン先の社風だけではなく、選考企業の様々な社風も意識しながら、選考を受けていきましょう。
4-3.成果の評価を分かりやすく伝える!
面接では、成果の「評価」を分かりやすく伝えることが重要です。評価とは、簡単に言うと難しさやすごさのことを指します。
企業ごとに売っている商材が違うと、売上の額なども変わってきます。
例えば、toC営業などは1商談あたり10万円などの成果は多くあります。
一方で、toB営業になると1億円などの取引規模に代わってきます。
そうなると、商材によって同じ受注数でも数字のインパクトが変わってくるのです。
しかし、toC営業で売上の額は小さくても、社員を含めた売上成績上位3%に入ったり、過去のトップ成績を塗り替えたなどであれば、それは高難易度の成果を達成したと言えるでしょう。
したがって、自分の出した成績や売上がどれくらい評価されるべき結果なのかを分かりやすく伝えるようにしていきましょう。
5.長期インターンで就活を突破しよう!
本記事では、就活で活用できる長期インターンの見分け方について解説していきました。
就活は早めの行動が重要です。
就活を成功させたい方は、早めに長期インターンに取り掛かっていきましょう!
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