「営業に興味があるけど自分にできるか不安…」
「長期インターンシップに挑戦したいけどどんなことをするかわからない…」
「大学生で営業をするメリットはなんだろう…」
大学生活に慣れてきたり、就職活動が近づいて学業以外の分野にも挑戦してみたいと考える学生は多いです。ただ、情報が少なかったり、初めての経験で不安を感じることもあるでしょう。
今回は、営業長期インターンシップを大学生のうちにした方がいい理由を解説していきます。
▼この記事を読んでほしい学生
・長期インターンシップに興味がある学生
・営業に興味がある学生
・将来や就活に不安を抱えている学生
1.営業長期インターンシップとは
1-1.営業とは
営業とは、企業などが利益を得ることを目的として、業績を向上させるために行う活動のことを指します。その中でも重要なのは、営業は顧客の課題解決に重点を置いているという点です。営業は、ただ商品を売り込むだけではなく、顧客の悩み事や求めていることを聞き出してそのニーズに合ったサービスや商品を提案します。
したがって、営業をする際は、「たくさん売る」というよりも「多くの顧客の課題解決をする」という意識を持つことが重要になってきます。
1-2.営業長期インターンシップの業務内容
では、実際にどういった業務をこなすのかおおまかな流れを解説します。
①営業準備
まず最初は、営業を成功させるための準備を始めます。営業の準備とは、営業先の入念なリサーチや、契約に必要な書類をそろえること、そして顧客がどのような課題を抱えていて、どのようなヒアリングや提案をすればサービスや商品に興味を持ってもらえるかを考えます。
営業と聞くと、ひたすら顧客に話しかけに行くイメージが強いですが、この準備こそが非常に重要です。
②営業先へのアポ取り
準備をしたら、次は営業先へのアポ取りを行います。アポ取りは、主に電話などで連絡を取りながらスケジュールを調整することが多いです。インサイドセールスやテレアポなどで募集されている業務はこのアポ取りをする場合が多くなっています。
③先輩との営業の同伴
最後に先輩社員等に同行して、実際の営業を経験します。インターンシップの場合は、まずは先輩社員の営業を見ることが多いです。学生のうちに、社会人の方の営業を間近で見る経験はなかなかできないため、非常に学びのある経験になるでしょう。
2.営業長期インターンシップをした方がいい理由
学生のみなさんがよく抱く疑問は「学生のうちに営業を経験しておくべきなの?」ということです。結論、学生のうちに営業長期インターンシップを経験しておくことは将来的に非常に価値あるものになるでしょう。
ここでは、なぜ営業長期インターンシップをした方がいいのか理由を解説していきます。
2-1.ビジネスリテラシーが身につく
ビジネスリテラシーは、「社会人になってから身に着けられるから、今は必要ない」と考えてはいませんか?
実際には、早いうちから身に着けることが重要です。なぜなら、就活の面接で既にビジネスマナーがあるかどうかチェックされているからです。そのため、もし話し方や動作に学生気分が見受けられた場合、面接官から好印象は持たれないでしょう。
営業は、社内だけではなく社外の方々とも接する機会が非常に多くあります。したがって、社会人になるうえで重要な言葉遣いや、礼儀、必要な知識を身に着けることができます。
就活や社会人になることに不安を抱えている学生は、まずこのビジネスリテラシーをつけることをおすすめします。これによって、面接やビジネスの場でも自信をもって振る舞い、成功へのステップを確実に進めることができるでしょう。
2-2.ビジネススキルが身につく
営業は、ビジネスの基盤となるスキルが身につく職業になります。例えば、対人・交渉スキルといったコミュニケーション力は、営業に限らず様々な役職で重要です。
営業は、主に人と話すことを業務内容としており、話し方や振る舞いが自分の成果や給与と直結してくる職業なため、高レベルのコミュニケーション力を身に着けることが可能です。
このスキルを身に着けることで、自分の企画案や提案を上層部に通すことができたり、社内の方々とも円滑なコミュニケーションを取ることができるようになるでしょう。
したがって、入社後活躍したい学生や会社内で円滑に仕事をしたい学生は身に着けることをおすすめします。
2-3.早い段階から営業に向いているかが分かる
みなさんは、「文系の7割が営業職に就く」という話をきいたことがあるでしょうか。新卒入社の際、特に業種に希望がない場合、多くの企業で営業部署に配属されることが一般的です。
かといって、マーケティング職や企画職などレベルの高い役職は、新卒の募集をしていない企業が多く、まずは営業職で成果を上げた人が、望む部署に転属されることが多いのも現状です。
しかし、営業にも向き不向きがあります。もし不向きにも関わらず、営業に配属されてしまうと、成果を出せないのに、出せないからこそ他の部署にも移れず大きなストレスを抱え込んでしまう場合もあるかもしれません。
そこで、学生のうちに営業を経験しておくことが重要になってきます。長期インターンシップは社員と比べて辞めやすく、営業職への挑戦のハードルが低いため、向いているかどうかを確かめる良い機会となります。
長期インターンシップで営業を経験してみることで、向いていれば新卒でも営業職に自信をもって選択でき、不向きだとわかったのであればSEや人事など新卒でも募集のある別職種に自信をもって挑戦することができるでしょう。
そのため、現在やりたいことが明確でない学生には、営業長期インターンシップがおススメです。
2-4.実際に社員と近い立場で仕事ができる
営業長期インターンシップでは、実際に社員と同じ目標に向かって仕事をしながら、疑似的に社員として働くことができます。これにより、就職する前より早い段階で仕事経験を積むことができ、社会人になった際のギャップを和らげることが可能です。
先輩から聞く新卒1年目の悩みとして、やはり大学生活とのギャップが激しく、適応するまで時間がかかることが挙げられます。そのため、最初の数カ月間はかなりのストレスを感じたり、仕事が嫌になり、新卒3年以内の離職率が30%を超えているのが現状です。そうならないためにも、学生のうちから少しでも社員の働き方を知っておくことで、入社後のイメージをつけやすく、仕事に対する心構えを持ち、新卒1年目を充実したものにすることができるでしょう。
したがって、社会人になることに不安がある学生や将来活躍したい学生には長期インターンシップをおすすめします。
2-5.業界を選ばず働ける
みなさんは、行きたい業界は既に明確に決まっていますでしょうか。「業界は決まっていないが、会社で活躍したい!」や「業界が決まってなく、社会人になることも不安」と考えている学生は、営業を学生時代に経験しておけば、十分に社会で働くことが可能です。
なぜなら、営業職で身につくスキルは汎用性があるからです。例えば、プログラミングスキルなどは、企業や業界によって求められる言語が異なり、いざ自分が行きたい企業の言語が学んでいた言語とは違っていたということはあります。
しかし、営業スキルは、売る商材が異なっても、話し方や動作に独自の決まりがある企業は稀です。そのため、学生時代のうちに、営業スキルさえ磨いてしまえば、自分の行きたい業界に挑戦することができ、新卒の時点から活躍することができるでしょう。
したがって、行きたい業界は明確にないがしっかり働きたいと考えている学生には、業界を選ばず働けるよう営業に挑戦することをおすすめします。
3.営業の注意点
ここまで営業を経験するメリットをお伝えしてきました。しかし、もちろん注意点もあります。ここでは、学生時代に営業をする際の注意点を解説します。この注意点を改善さえ出来てしまえば、学生のうちに営業を経験しても問題はないでしょう。
3-1.イメージとのギャップ
一点目は、イメージとのギャップです。営業をただ話すだけの仕事だと思い、いざ経験してみると「思っていたよりもきつい」など、イメージとのギャップを感じて辞めてしまう学生は少なくありません。
長期インターンシップに応募する際は、事前に企業研究をし、教育体制や売っている商材、募集要項が自分に合っているかどうか確認をしてください。
3-2.初めての体験でストレスがかかるかもしれない
二点目は、ストレスがかかる可能性があることです。初めてのことに挑戦する際は、不安や慣れないことからストレスがかかってしまうのは仕方ありません。慣れるまでにも時間が必要だと思います。
そのため、営業や長期インターンシップ未経験の学生は、面接などでの先輩社員の雰囲気や教育体制の充実度を確認しながら、長期インターンシップ先を探してみましょう。
3-3.学業との両立
三点目は、学業との両立です。長期インターンシップを実施する企業では、就業時間が大学の授業時間と被ったり、一回のシフト時間が長い場合があります。そのため、学業やサークルとの両立が難しいと感じる学生も多いかもしれません。
しかし、最近では「週1からOK」や「時間調整可能」など融通の利きやすい条件で募集している企業も多くあります。
したがって、学業に支障がないか不安な学生は、私的スケジュールを加味しながら勤務できる条件の企業を探してみましょう!
4.学生だからこそ営業を経験してみよう!
本記事では、学生のうちに営業を経験するか悩んでいる学生向けに解説をしました。
営業で獲得できるスキルや知識は、就活や営業以外にことにも非常に役立ちます。
今の自分に何が必要か考えた上で、営業長期インターンシップに挑戦してみましょう!
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